給与計算前に準備しておくこと | コラム | 宮城県仙台市 八乙女駅【税理士 成田章太郎事務所】

初めて給与計算を行う場合は、事前準備が必要です。
準備不足だと作業効率が低下するだけでなく、正確な計算が難しい場合もあります。
そこで今回は、給与計算前にやるべき準備についてご紹介します。
▼給与計算前に必要な準備とは
■就業規則や給与規程を作成する
給与計算の基準となる就業規則や給与規程を作成し、従業員に周知することが重要です。
就業規則や給与規程には、給与の支払日や支払方法・賞与や手当の支給条件・残業代や休日手当の計算方法などを明記します。
労働基準法や税法などの法令に適合するように、正確な内容で作成しましょう。
■従業員情報の収集や更新を行う
従業員情報には、氏名・住所・生年月日・性別・入社日・離職日・部署・役職・年収・月給などが含まれます。
採用時・異動時・昇給時などに随時更新し、正確かつ最新の状態に保つようにしましょう。
■従業員の勤怠記録を準備する
勤怠記録には、出勤日数・出勤時間・欠勤日数と理由・休暇日数と種類・残業時間などが記載されます。
タイムカードや勤怠管理システムなどで管理し、従業員自身が確認できるようにすることが望ましいです。
■社会保険に加入する
給与計算では社会保険料の控除を行うため、事前に従業員は社会保険に加入しておかなければなりません。
社会保険に加入するには、事業主が社会保険事務所に届け出る必要があります。
▼まとめ
給与計算前には、就業規則や給与規程の作成・従業員情報の収集や更新・従業員の勤怠記録の準備・社会保険への加入が必要です。
スムーズかつ正確に作業を行うために、しっかり準備しておきましょう。
当事務所では、給与計算に関するサポートやアウトソーシングを承っておりますので、お困りの際はぜひご相談ください。