事業承継のトラブルを防ぐ方法 | コラム | 宮城県仙台市 八乙女駅【税理士 成田章太郎事務所】

事業承継は事前準備を進めておかないと、トラブルが発生しやすい手続きです。
しかし、事前に何をすればトラブルを防げるのか分かりませんよね。
そこで当記事では、事業承継のトラブルを防ぐ方法について紹介します。
▼事業承継のトラブルを防ぐ方法
■承継前に株式を集約させる
自社株式の取り扱いは、事業継承でトラブルになるケースが非常に多いです。
株式を集められなくなると議決権を行使できないため、承継前に株式を集約させておきましょう。
ただし株式を集約させるときには、税金や譲渡価格の取り扱いに注意が必要です。
■後継者を事前に育成しておく
いつどのような状況で、事業継承が必要になるか分かりません。
そのため経営のノウハウや企業理念を伝えたり、実際に経営に参加させたりして事前に後継者を育成しておきましょう。
これによって後継者が経営能力を高めるとともに、関係者からの信頼や評価を得やすいです。
■先代経営者の所有株数を減らす
先代経営者が大量の株式を保有し続けないように、所有株数を減らしておきましょう。
所有株数を減らしておくことで、先代経営者が後継者の経営に過度な干渉をしたり、影響力を行使したりすることを防げます。
また、相続税や贈与税などの節税効果も期待できるでしょう。
▼まとめ
事業承継のトラブルを防ぐ方法には、承継前に株式を集約させる・後継者の育成・先代経営者の所有株式を減らすなどが挙げられます。
さまざまなトラブルが発生しやすいため、継承を行う場合は事前に準備を進めておきましょう。
『税理士 成田章太郎事務所』では、税金に関わるサポートを行っています。
事業継承でのトラブルでお悩みがあれば、いつでもお問い合わせください。